2016/6/30 - 2016/7/17
終了しました山福朱実 挿絵原画版画展石牟礼道子『水はみどろの宮』 姜信子『妄犬日記』『はじまりはじまりはじまり』
石牟礼道子『水はみどろの宮』と、姜信子『妄犬日記』『はじまりはじまりはじまり』。3冊の挿絵原画をTitleの壁一面に出来るだけ展示。版画ですから販売もします。
この原画展は熊本震災支援”熊本、文学の光”の動きのひとつとして開催され、売上の一部を義援金といたします。
■期間中の7月12日(火)にははじまり一座による「水はみどろの宮」歌い語りを行います。イベント参加希望の方は、イベントページよりお申込みください。http://www.title-books.com/event/1319
はじまり一座・・・渡部八太夫(三味線・祭文語り)+姜信子(座付作者)+今村純子(クラリネット)+山福朱実(朗読・うた)
ゲスト:伊藤比呂美(詩人) 19時半~20時の登場
■”熊本、文学の光”について
熊本大地震で「橙」という名の小さな書店が被災しました。そこは「自由な書き手のささやかな発信の場」として、渡辺京二さんや石牟礼道子さんが明日の言
葉の紡ぎ手たちに寄せる思いを受けて2016年2月に創刊された雑誌『アルテリ』の編集室でもあり、詩人・伊藤比呂美を隊長とする「熊本文学隊」の本拠地でもありました。
震災直後から現在に至るまで、橙書店には、心のよりどころを求めて実に多くの熊本の人々が訪ねてきたといいます。そこには、石牟礼道子さんや渡辺京二さんが言うところの、「かすかで美しい声」「文学という光」の「場」があったのです。それは、橙書店に集う人々が大事に守り育ててきた「場」でもありました。
今だからこそ、そんな、ひそやかな”声”や“光”の息づくを「場」をしっかりと守り育てたい。そうして、震災に傷ついた魂や心たちへと力を贈りたい。
「熊本、文学の光」は、そのために、橙書店を拠点に、伊藤比呂美、若松英輔、山福朱実、姜信子らによって立ち上げられた支援活動です。
- 山福朱実 Yamafuku Akemi
福岡北九州・若松の小さな印刷屋で生まれる。1986年頃より挿絵やイラストルポ等のイラストレーションの仕事をはじめ、2004年に木版画制作に着手。主な木版画絵本は『ヤマネコ毛布』(復刊ドットコム)、『砂漠の町とサフラン酒』(小川未明 作・架空社)、『地球と宇宙のおはなし』(講談社)、『ぐるうんぐるん』(農文協)、『きたかぜとたいよう』(蜂飼耳 作・岩崎書店)など。現在はアトリエ『樹の実工房』として、装丁・挿画、個展やグループ展への参加を中心に様々な分野で活動中。
- 開催日
- 2016年6月30日(木)ー 2016年7月17日(日)
- 時間
- 11:00 - 21:00 水曜・第三火曜日休み *イベント開催日(7月7日・12日)は18:00にて終了
- 場所
Title2階ギャラリー