2016/12/9
青木淳悟と柴崎友香と福永信が語る、「小説」と「家」のこと福永信・編『小説の家』(新潮社)刊行記念トークイベント
小説とアートがタッグを組んだフシギなアンソロジー集『小説の家』(新潮社)の刊行を記念して、参加作家の青木淳悟さん、柴崎友香さんを迎え、そして編者の福永も一緒に、「小説」と「家」をめぐるおしゃべりの会を開催します。
青木淳悟さんはデビュー作から最新作まで、「家」そのものが作品の中の重要なキャラクターとして感じられるように小説をこしらえてきました。
柴崎友香さんは、登場人物が「家」の外と内を行き来することで、その場所の「今」を立ち上げてきた作家と言えるでしょう。
福永はカキワリのような家や建物を舞台に、極端で奇妙な世界を作り上げてきた、と思います。
今宵は、そんな三人が、秘蔵の(?)「家」の写真を持ち寄って、それを眺めながら、小説のこと、家のこと、『小説の家』のことを時間のあるかぎり、語りたいと思います。
そして『小説の家』の奥付にある「著者検印」欄に、ハンコを捺す、ハンコおし会もやります。
あ、このTitleという場所も、もともと家なので、店主にも少し、語ってもらおうっと。
では、待ち合わせは、ここということで!お待ちしています。
福永信
- 青木淳悟(あおき・じゅんご)
1979年埼玉県生まれ。2003年「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2005年、同作を収めた作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を受賞。2012年『私のいない高校』で三島由紀夫賞受賞。他の著書に『いい子は家で』『このあいだ東京でね』『男一代之改革』『匿名芸術家』『学校の近くの家』がある。
- 柴崎友香(しばさき・ともか)
1973年大阪生まれ。2000年に刊行されたデビュー作『きょうのできごと』が行定勲監督によって映画化され、話題となる。『その街の今は』で、2006年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞受賞。また、咲くやこの花賞を受賞。2010年、『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞受賞。2014年「春の庭」で芥川賞受賞。著書に『星のしるし』『主題歌』『フルタイムライフ』『ショートカット』『ビリジアン』『星よりひそかに』『わたしがいなかった街で』『パノララ』などがある。
- 福永信(ふくなが・しん)
1972年東京生まれ。1998年「読み終えて」で第1回ストリートノベル大賞を受賞してデビュー。2015年、第5回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。著書に『アクロバット前夜』(新装版『アクロバット前夜90°』)、『コップとコッペパンとペン』『星座から見た地球』『三姉妹とその友達』『文学と星座』、村瀬恭子との共著に『あっぷあっぷ』、編著に『こんにちは美術』などがある。
写真:白石卓也
- 開催日
- 2016年12月9日(金)
- 時間
- 19時30分スタート/21時終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
- 会場
- Title 1階特設スペース
- 参加費
- 1000円+1ドリンク500円
- 定員
- 25名
- お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます