2017/6/1
あの夏、マンガとブンガクが出会った ~『かたわれワルツ』(而立書房)刊行記念トークイベント~鈴木翁二(漫画家)×加藤典洋(文芸評論家)×福間健二(詩人・映画監督)
戦後すぐに生まれ、高度成長と共に育ち、彗星のように時代を一閃した幾人もの創作者たちとともに、六〇年代後半、学生運動の時代を新宿で過ごした……。世の中が大きく変化していくなかで、創作を真摯に見つめ続けてきた詩人・漫画家・文芸評論家が、あの時代の「夏」をふりかえります。
輝いていた雑誌、『ガロ』、『現代詩手帖』。私たちは表現の真価をどこに見出すべきか。鈴木翁二『かたわれワルツ』の刊行を機に考えてみたいと思います。
*このイベントは、展示企画「いつ離岸する? ~鈴木翁二『かたわれワルツ』刊行記念原画展~」の関連イベントです http://www.title-books.com/event/2864
- 鈴木翁二(すずき・おうじ)
1949年愛知県生まれ。漫画家。69年、空想の恋を描いたデビュー作「庄助あたりで」をガロに発表。以降「東京グッドバイ」「マッチ一本の話」「海の実」等で独自の世界を造る。著書に『うみのきらきら』『こくう物語』(青林工藝舎)、『A SINGLE MATCH』(D+Q)など。楽曲集にCD『未明ノ歌』『うたたね』(オフノート)。近刊に『オートバイ少女』(ワイズ出版)がある。
- 加藤典洋(かとう・のりひろ)
1948年山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。著書に『敗戦後論』(ちくま学芸文庫、伊藤整文学賞受賞)、『言語表現法講義』(岩波書店、新潮学芸賞受賞)、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(朝日新聞社/講談社、両著で桑原武夫学芸賞受賞)など多数。近著に『敗者の創造力』(集英社新書、5/17刊行予定)。
- 福間健二(ふくま・けんじ)
1949年新潟県生まれ。詩人・映画監督。首都大学東京名誉教授。著書に、詩集『青い家』(思潮社、萩原朔太郎賞および藤村記念歴程賞受賞)、『あと少しだけ』、『会いたい人』ほか多数。評伝『佐藤泰志 そこに彼はいた』(河出書房新社)など。『ブローティガン 東京日記』(平凡社ライブラリー)など翻訳も手がける。映画監督作品に「わたしたちの夏」「あるいは佐々木ユキ」「秋の理由」など。
*5/20〜26ポレポレ東中野にて福間健二映画祭開催 http://akinoriyuu.com/news.html#n10
- 開催日
- 2017年6月1日(木)
- 時間
- 19時30分スタート/21時頃終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
- 会場
- Title 1階特設スペース
- 参加費
- 1000円+1ドリンク500円
- 定員
- 25名
- お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます