2018/6/28 - 2018/7/16
終了しました新・荻窪風土記佐藤直樹個展
木炭という素材を使い、展示会場の周辺を取り込みながら、植物の一大パノラマを描いてきた佐藤直樹。2013年3月に行った「秘境の荻窪」以来である、荻窪での展示を行います。
かつて住んだ荻窪と、いまの荻窪、そして井伏鱒二の『荻窪風土記』……。様々な風景がそこで交差し、歪み、続いていくような、「終わらない絵」の展示です。
【展示に寄せて】
「荻窪あたりのこと」というつもりで「荻窪風土記」とした。と『荻窪風土記』のあとがきにあります。「荻窪風土記」は随筆集ですが、「新・荻窪風土記」は絵の個展です。「荻窪あたり」で描いた絵を集めましたが、そうじゃない絵も混ぜました。それは主観の荻窪画です。荻窪は路地を入っていくと強い力を感じる場所があります。まだ向こう側があるというか。そのものは描けないんですけど、描けるところまでは描いてみようと思います。(佐藤直樹)
【関連トークイベント】
・7月9日(月) 「編集と絵」牧野伊三夫+佐藤直樹 http://www.title-books.com/event/4631
・7月10日(火) 「デザインと絵」寄藤文平+佐藤直樹 http://www.title-books.com/event/4624
お申し込み方法など詳しくは、それぞれのページをご確認ください。
- 佐藤直樹 (さとう・なおき)
1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。3331デザインディレクター。美学校講師。多摩美術大学教授。画集に『秘境の東京、そこで生えている』(東京キララ社)、著書に『無くならない―アートとデザインの間』(晶文社)などがある。
- 開催日
- 2018年6月28日(木)ー 2018年7月16日(月)
- 時間
- 12:00~21:00 水曜、第三火曜休み *イベント開催日(6月29日、7月3日、9日、10日)は18:00にて終了
- 場所
Title2階ギャラリー