2018/8/10
家づくりとは、仲間づくり。『ぼくらの家。9つの住宅、9つの物語』(世界文化社)刊行記念 光嶋裕介 トークショー
今年建築家として独立10周年を迎えた光嶋裕介さんの最新著『ぼくらの家。9つの住宅、9つの物語』(世界文化社)の刊行を記念してトークショーを開催いたします。
光嶋さんは、2008年に独立し、思想家・内田樹さんの自宅兼道場《凱風館》の設計でデビューしました。その記録は「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載され、『みんなの家。建築家一年生の初仕事』として一冊の本になっています。それからあの「建築家一年生」は、どのような建築をつくり、活動してきたのでしょうか。
本書は、光嶋さんがこの10年間で設計した《凱風館》も含む8つの住宅と、いつか建てたいと思っている自邸、合計9つの住宅をめぐるエッセイ集です。書き下ろしのテキストに加え、各住宅の写真や間取り図、そして各お施主さんたちからいただいた生の感想文を収録しています。
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いかなる建築にも、物語があるものです。
とりわけ住宅という建築には、住まい手たちの物語があり、それは、どこか生命体のように、設計者である建築家の意図をはるかに超えて、時間とともに大きく成長していきます。
住宅には、住まい手たちを中心にしてコスモロジーがつくられていくのです。
それを、ぼくなりに綴ったのが、この一冊です。――「あとがき」より
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今回のトークショーでは、光嶋さんの住宅作品について語っていただきます。各住宅づくりでのエピソード、設計やお施主さんとのやりとりで心がけていること、これからの家づくりとはどうあるべきか、本書で伝えたかったこと……など、家づくりへの思いを熱く語っていただきます。
《凱風館》2011 (著者ドローイング)
《旅人庵》2015 撮影:山岸剛
《森の生活》2018 撮影:根津修平
- 光嶋裕介(こうしま・ゆうすけ)
1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。
早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年同大学院を卒業し、ドイツの建築設計事務所で働く。2008年帰国後、独立。2011年、内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》を設計、若手建築家の登竜門である「SDレビュー」2011に入選。神戸大学で客員准教授、早稲田大学などで非常勤講師を務める。
著書に『みんなの家。建築家一年生の初仕事』(アルテスパブリッシング)、『幻想都市風景』(羽鳥書店)、『建築武者修行――放課後のベルリン』(イースト・プレス)、『これからの建築――スケッチしながら考えた』(ミシマ社)、『建築という対話――僕はこうして家をつくる』(ちくまプリマー新書)など。撮影:根津修平
Twitter:@yusuke_koshima
- 開催日
- 2018年8月10日(金)
- 時間
- 19時30分スタート/21時頃終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
- 会場
- Title 1階特設スペース
- 参加費
- 1000円+1ドリンク500円
- 定員
- 25名
- お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます