2019/2/15
橋本倫史+森山裕之「“モテる雑誌”を作るために」橋本倫史『ドライブイン探訪』(筑摩書房)刊行記念トークイベント
Titleでも取り扱い、人気を博したリトルプレス『月刊ドライブイン』が、筑摩書房によって書籍化され、『ドライブイン探訪』として刊行されます。単行本化を記念して、トークイベントを開催します。登壇いただくのは、『月刊ドライブイン』をひとりで企画・取材・執筆された橋本倫史さんと、2016年に出版社「STAND!BOOKS」を立ち上げられた森山裕之さんです。*書籍『ドライブイン探訪』は1月末頃の発売予定です
「トークイベントに向けて」文・橋本倫史
初めてリトルプレスを作ったのは、2007年のこと。そのリトルプレスでインタビューをお願いしたのが、当時『QJ』の編集長を辞められたばかりの森山裕之さんでした(そしてそのリトルプレスを取り扱ってくれた少ないお店の一つが、当時「Title」の辻山さんが店長をされていたお店でした)。
そのインタビューにつけたタイトルは、「モテる雑誌が作りたかった」。インタビュー中の発言から採ったものですが、よくこのタイトルを引き受けてくれたものだと申し訳ない気持ちになります。でも、やっぱり今でもこのタイトルをつけたいという気がします。森山さんが言う「モテる」というのは、ちゃんと読者に届く雑誌を作る、ということだと思います。その大切さは、『月刊ドライブイン』というリトルプレスを作った今だからこそよくわかります。ドライブインというのは、ともすればニッチだと捉えられかねないテーマです。ドライブインという場所に流れてきた時間を、どうすればより多くの読者に読んでもらえるか。そのことを考えながら『月刊ドライブイン』を作ってきた気がします。
森山さんは、僕がライターになってまもない頃に仕事を依頼してくれた編集者でもあります。森山さんが僕に依頼してくれたテーマの一つはドキュメントでした。今でもドキュメントを書くとき、森山さんに言われた言葉が頭を過ぎることがあります。現在は「STAND!BOOKS」という出版社を立ち上げた森山さんと、どうすれば言葉を広く世界に届けることができるのか、話してみたいと思います。
- 橋本倫史(はしもと・ともふみ)
1982年東広島市生まれ。ライター。2007年、リトルマガジン『HB』を創刊。2017年4月、日本全国のドライブインを巡るリトルマガジン『月刊ドライブイン』を創刊。2019年1月末、初の著書となる『ドライブイン探訪』(筑摩書房)が刊行される。
- 森山裕之(もりやま・ひろゆき)
1974年長野市生まれ。編集/執筆。元『クイック・ジャパン』『マンスリーよしもとPLUS』編集長。2016年に出版社STAND! BOOKSを設立し、前野健太『百年後』、サニーデイ・サービス/北沢夏音『青春狂走曲』、中島岳志『保守と立憲』、パリッコ『酒場っ子』を出版。最新刊の寺尾紗穂『彗星の孤独』が好評発売中。
- 開催日
- 2019年2月15日(金)
- 時間
- 19時30分スタート/21時頃終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
- 会場
- Title 1階特設スペース
- 参加費
- 1000円+1ドリンク500円
- 定員
- 25名
- お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます