2023/6/23 - 2023/7/11
終了しました「楽園/ 谷川俊太郎展」
©️Shuntaro Tanikawa
Titleでは谷川俊太郎『楽園』の発売を記念して、谷川俊太郎さんが詩人としてデビューする前の18歳から21歳の時に撮影した写真展、「楽園/ 谷川俊太郎展」を開催します。
リコーフレックス(二眼レフ)を使って、身の回りの美しいものや何気ない家族の風景を撮影した写真、そして谷川さん自身が編みなおした撮影当時に書かれた詩も併せて展示する、小さな展覧会です。
若き谷川俊太郎さんが愛した日常の光景を収めた写真と、社会への距離感と自由への憧れを感じながら生きる心象を描いた詩を味わうと、写真の含意がより深まるように感じられるでしょう。70年前の谷川さんの作品が時を超えたいまでも、豊かな時間と空間を湛えながら存在していることに驚かされます。
会場には『楽園』のほか、数多くの谷川俊太郎さんの詩集の中から厳選した書籍も取り揃えます。ぜひ、お越しくださいませ。
<楽園 谷川俊太郎>
2023年3月発売
本体価格10,000円+税
写真集「lost&found」80ページ ダブルトーン印刷
詩集「shuffle」80ページ
2冊組/ 布製・リソグラフ装/ 部数限定出版
発売:トゥーヴァージンズ
「楽園」は、谷川俊太郎氏のアーリー・ワークスであると同時に、70年早くに生まれた「永遠の少年」の魂のタイムカプセルである。
製版と印刷と製本は、熟練した手仕事の職人的なプロが集結して携わり、装丁のリソグラフまで手仕事というクラフトワークの塊を、愛蔵版として少数限定で制作する。アートディレクションと編集は、フィルム写真の素晴らしさを再発見して、新たに現代に甦らせる「Dear Film Project」のメンバーが担当した。
- 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)
1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来2500篇を超える詩を創作、海外でも評価が高まる。多数の詩集、散文、絵本、童話、翻訳があり、脚本、作詞、写真、ビデオも手がける。1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、2005年『シャガールと木の葉』『谷川俊太郎詩選集1〜3』で第47回毎日芸術賞、2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。
- 開催日
- 2023年6月23日(金)ー 2023年7月11日(火)
- 時間
- 12:00 - 19:30(日曜日は19時まで) 6月28日(水)、7月4日(火)、5日(水)休み *最終日7月11日(火)は17時まで