2025/2/21 - 2025/3/11

『のみ歩きノート』『へたな旅』刊行記念 牧野伊三夫原画展

『のみ歩きノート』『へたな旅』刊行記念 牧野伊三夫原画展

画家の牧野伊三夫さんが、昨年11月に刊行した2冊の単行本『のみ歩きノート』と『へたな旅』。この度Titleでは、2冊の刊行を記念した原画とスケッチの展示を行います。そのほか近作版画作品や絵付け皿、日田のまな板、オリジナル活版絵葉書集等の展示販売も行います。
ぶらり各駅停車ですきな街まで出かけ、さぶんとお湯につかったら、気のおけない店でゆるゆる一杯――そんな牧野さんの日常が伝わる展示です。ぜひお運びください。
会期中の3月3日(月)には、牧野伊三夫さんのトークイベントも開催します。詳しくはこちらをご覧ください。

・『のみ歩きノート』(筑摩書房刊)は、雑誌「POPEYE」で毎月連載していた記事のなかから36編を抜粋、加筆修正してまとめたもの。家での晩酌、これまで酒場で飲んだ酒のことを絵と文章で綴られています。

・『へたな旅』(亜紀書房刊)は、『暮しの手帖』『ノジュール』『なな』『雲のうえ』などの雑誌や、十勝毎日新聞の連載「耕土興論」などに掲載したエッセイと挿絵のなかから抜粋、大幅に加筆修正してまとめたものです。旅や食べ物、酒、銭湯、友情などについて綴られています。

・今回展示販売する版画作品は、『雪に生きる』猪谷六合雄著の装画ほか、近作木版画です。絵葉書集は『どうぶつと動物園』に連載した摩訶不思議な挿し絵のなかから5篇を活版印刷で刷った「そこらへんの動物」など。絵付け皿は、柳宗悦らの民芸運動に関わった島根県の湯町窯で絵付けした作品です。

  • 牧野伊三夫(まきの・いさお)
  • 牧野伊三夫(まきの・いさお)

    1964年北九州市生まれ。画家。1987年広告制作会社サン・アドにデザイナーとして入社。1992年退社後、画業に専念、絵画や版画作品の制作、音楽家との即興制作などを行う。広告や書籍の挿絵なども多く手がける。銭湯や酒場を訪ねてまわるのが趣味。著書に『のみ歩きノート』『へたな旅』『僕は、太陽をのむ』(港の人)、『かぼちゃを塩で煮る』(幻冬舎)、『画家のむだ歩き』(中央公論新社)、『アトリエ雑記』(本の雑誌社)、『牧野伊三夫イラストレーションの仕事と体験記1987-2019』(誠文堂新光社)、絵本『十円玉の話』『塩男』(あかね書房)などがある。2022年度東京アートディレクターズクラブ原弘賞ほか受賞。美術同人誌『四月と十月』同人・発行管理人。北九州市情報誌『雲のうえ』編集委員。ヤブクグリ生活道具研究室役員。東京都在住。

    撮影:尾嶝太

開催日
2025年2月21日(金)ー 2025年3月11日(火)
時間
12:00 - 19:30(日曜日は19時まで) 水曜、第一・第三火曜定休日 *2月28日(金)、3月3日(月)は18時、最終日3月11日(火)は17時にて閉場します
会場

Title2階ギャラリー

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