2019/10/25
季刊誌kotobaプレゼンツ「21世紀に書かれた百年の名著を読む」第3回仲俣暁生×温又柔「ジュンパ・ラヒリ『その名にちなんで』を読む」
季刊言論誌『kotoba』(集英社)で連載中の仲俣暁生さんによる書評連載「21世紀に書かれた百年の名著を読む」と連動し、Titleでは連続トークイベントを開催しています。本誌で紹介された一冊を、ホストの仲俣さんがゲストとともに、毎回さらに深く語り合うという企画です。
3回目の開催となる今回は、作家として活躍する温又柔さんをゲストにお招きし、ジュンパ・ラヒリの『その名にちなんで』についてお話しいただきます。
ラヒリは1967年生まれ、ベンガル系のルーツを持ち、幼少時に家族とともにアメリカに移住します。
その環境で磨かれた感性を持って2003年に上梓された『その名にちなんで』は、ゴーゴリ・ガングリーというロシアの文豪のファーストネームを授けられたアメリカ移民2世の青年をめぐる物語です。
ラヒリ自身の経験が随所に投影されているのでは、という想像に絶えない一冊です。
「多様性」という言葉がよく聞かれる現在、本作品を通して改めてその意味をお二人に語り合っていただきます。
※『kotoba』2019年秋号は全国書店にて発売中です。
- 仲俣暁生(なかまた・あきお)
文芸評論家、編集者。1964年、東京都生まれ。「CITY ROAD」「WIRED日本版」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、現在「本と出版の未来」を考えるウェブサイト「マガジン航」の編集発行人を務める。
著書に『失われた娯楽を求めて-極西マンガ論-』(駒草出版)、『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、『極西文学論』(晶文社)など。
- 温又柔(おん・ゆうじゅう)
小説家。1980年、台北市生まれ。3歳より日本に住む。日本語、台湾語、中国語で会話が交わされる家庭に育ち、多彩な日本語感覚で創作を行っている。
2009年、『好去好来歌』で第33回すばる文学賞佳作を受賞、作家デビュー。
2016年、『台湾生まれ 日本語育ち』で第64回エッセイストクラブ賞受賞。
2019年、文化庁長官表彰。ほか著書に『真ん中の子どもたち』(集英社)、『「国語」から旅立って』(新曜社)など。
撮影:朝岡英輔
- 開催日
- 2019年10月25日(金)
- 時間
- 19時30分スタート/21時頃終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
- 会場
- Title 1階特設スペース
- 参加費
- 1000円+1ドリンク500円
- 定員
- 25名
- お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます