2020/1/24
鹿子裕文 狂い咲きトークショー #1 荻窪炎上『ブードゥーラウンジ』(ナナロク社)刊行記念
鹿子裕文さんの新刊『ブードゥーラウンジ』(ナナロク社)の刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。
どんな人間にもひとつふたつは必ず見所がある。他の誰とも違う「特別なところ」がきっとある。だったらそれをバカになって見せましょうというわけだ。世間だの相対評価だの、そんなものを気にする必要はまったくない。学校や会社でバッテン印をつけられ続けた人間が、のちに大物になったという話はいくらでもある。見る目のない人間に理解できるものは、所詮、想定内に存在する退屈なことだけだ。新しい衝撃はいつだって、そうじゃないところから生まれてくる。その証拠に、ザ・ビートルズも、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドも、セックス・ピストルズも、薄暗い辺境で芽吹いた熱狂の種子だった。誰かがそれを目撃し、誰かがその演奏を耳にし、そして誰かがステージの前で踊り出して、何かが始まっていったのだ。(本文より)
福岡・天神に実在するライブハウス「ブードゥーラウンジ」を舞台に、〈はみだし者〉たちが、好きなことを続けるために、 自分の居場所をつくるために、日夜繰り広げる大騒動を活写した、血湧き肉躍る群像劇『ブードゥーラウンジ』。 読めば元気が湧いてくること間違いなしの本作は、実は著者のデビュー作 『へろへろ 雑誌「ヨレヨレ」と宅老所よりあいの人々』(ナナロク社/ちくま文庫)とシンクロする、 いわば「裏へろへろ」とも言える作品です。
3年以上の歳月をかけて書き上げられた本作の、緻密で濃厚な世界を味わいながら、 鹿子さんが『ブードゥーラウンジ』を通して描こうとしたものに迫ります。 聞き手は4年前の「へろ戦記 青い梅の狩人篇」と同様に、店主辻山が務めます。
*鹿子裕文『ブードゥーラウンジ』刊行記念展:https://www.title-books.com/event/7234
- 鹿子裕文(かのこ・ひろふみ)
1965年福岡県生まれ。編集者。早稲田大学社会科学部卒業。
ロック雑誌『オンステージ』、『宝島』で編集者として勤務した後、帰郷。
タウン情報誌の編集部を経て、1998年からフリーの編集者として活動中。
著書に『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(ナナロク社/ちくま文庫)がある。
- 開催日
- 2020年1月24日(金)
- 時間
- 19時30分スタート/21時頃終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
- 会場
- Title 1階特設スペース
- 参加費
- 1000円+1ドリンク500円
- 定員
- 25名
- お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます